「ミッション」を持って働くことの意味
ワンスアラウンドの『現場マガジン』 2021年11月3日号
皆様いつもお読みいただきましてありがとうございます。
ワンスアラウンドが毎週お届けしている『現場マガジン』は、文字通り我々が運営する《現場》発のホットな情報をお届けするメールマガジンです。
今週は、『ショップレポート』第20弾。
今回はコロナ禍のなかで、目を見張る成長を遂げている2人の女性スタッフが発した素晴らしいコメントをご紹介したいと思います。
ショップレポート【vol.020】
「ミッション」を持って働くことの意味
皆様、こんにちは。
今回は、ネガティブマインドに陥りがちなコロナ禍の中で、 成果を出し続けている2人の女性スタッフが発したコメントに感銘を受けましたので、 是非、皆様にもご紹介したいと思います。
「目の前のお客様に素敵になって欲しい」
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A子はここ最近、以前にも増してお客様アンケートでグッドコメントを多く頂戴しています。 「声掛けから提案、レジ応対まで丁寧に対応してくれた」 「混んでいる中、面倒な要求に快く応えてくれた」 「お会計の時、『お手提げおまとめしますか?』と聞いてくれた。最近あまり見かけなかったのでうれしかった」 などなど。 これらのコメントはいずれも当たり前のことかもしれませんが、 当たり前を当たり前に出来ている事が、僕は素晴らしいと思いました。 自店は2021上期、「個客を作る」ということをあらゆる取組みのベースに置きました。 お店で新たに28人の「個客様=自分に会いに来てくれるお客様」を作ろうと目標を立てました。 結果は21人でした。うち8人がA子が作った個客様でした。 個人目標の項目にも入れておりましたので、面談時にこの成果について尋ねました。 A子は第一四半期、接客に関して悩んでいました。 それが第二四半期に殻を破ってこのような結果を出したからです。 するとA子は答えました。 「個客様を作ろうと思って接客していたら、 『このお客様に素敵になって帰ってもらいたい』と思うようになった。 だからお客様の話を聴くことが出来るようになった。 自分の名前も知ってほしいし、サンクスメールも送りたい、そう思うようになった」 素晴らしくないですか笑? 僕はちょっと感動してしまいまして。SVミーティングや店会議でもこの話を共有しました。 こういった気持ちで接客できるのが僕は本当に「服屋」だと思いますし、だからグッドコメントも多く頂けるようになったのだと思います。 |
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もし『最近、売れない。』とぼやいている若手がいたら、聞いてほしい。 『毎日同じことの繰り返し』と思うより、『今日は何人とお話できるかな?』 と思いながら、とにかく行動(アプローチ)に移すことで、予期せぬ素敵な出会いが待っているかも… その確率って、めちゃくちゃ低いようにも感じますが、 つい最近、某店のスタッフも同じ年のお客様との出会いからめちゃ盛り上がった例をグループラインにあげていました。 きっと、あなたにもそんな偶然が待っているよ! |
ショップスタッフから集まるハッピーエピソードの中に、時折、こんなスタッフのメッセージが寄せられます。
本社の自分が正論を話すより、同じ立場のスタッフからの声に圧倒的な影響力を感じます。
この2人のコメントを読んで、金子みすゞさんの「明るい方へ」の詩を思い出しました。
売場でも人生でも明るい方に人は集まる。
自分のミッションを持って生きている人たちには行動が生まれる。
行動があるから成果が出る。
成果が出るからまた頑張れる。
自分の今の人生は、自分が選んだもの。
何のために、誰のために何をしたくて選んだのか?
もう一度、原点を考えるきっかけを店スタッフが教えてくれたような気がします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回も現場からの声や事例をご紹介してまいります。
ワンスアラウンド株式会社
取締役
E&C推進室室長
佐藤梨枝子