喜びと共有の輪が広がる接客体験
「ありがとう」が繋がる好事例の連鎖
弊社では昨年の秋から、お客様から頂いた「ありがとう」を タイムリーにスタッフ全員が共有できるシステムを使い始めました。
そんな中、1人のスタッフの成功事例にヒントを得て、 他店のスタッフが同じようなシーンで使ってみたところ、 面白いほどうまく接客が進んだという「好事例の連鎖」が起きました!
今日は、その内容をご紹介いたします。
年末にTさんという女性店長から下記のレポートが届きました。
異性のお客様から信頼を得るポイントとは?50代くらいのスーツスタイルの男性が真っ直ぐメンズ売場にいらっしゃり、 「男性のスタッフの方はいますか?」と声をかけられました。 たまたま男性スタッフが休憩中のため「申し訳ございません、只今男性スタッフは席を外しております。 私でよろしければお申し付けくださいませ。」とお伝えしたところ、 少し残念そうなご様子で、 「そうですか。とりあえず大丈夫です」とおっしゃられたので、 一旦様子を見ることにしました。 するとナイロンのアウターを数点ご覧になっていました。 丁度前日に、お仕事用でご対応したお客様が着やすい!と 大絶賛してくださっていたことを思い出したので、 「ぜひお手に取ってみてください。カジュアルはもちろんですが、 お仕事でもリモートやカジュアルデーが増えたり、 リュックで通勤される方からウールより気軽に着られていいね!とご好評いただいております」 とお伝えしました。 すると初めてお客様と目が合って、 「そうなんだよね。丁度スーツから少しカジュアルになって、 鞄をリュックに変えたのでウールだと毛玉が気になる気がして、なんか雰囲気も違うよね。」 とお悩みをぽつぽつ話し出して下さいました。 その後も実際にカジュアルなジャケットを着ていただき、アウターのサイズ感を確認しながら、 普段合わせる小物のだったり、ご自身の趣味の話まで楽しそうにお話ししてくださいました。 最後のお会計時に「お姉さんがちゃんと紳士物分かってる人でよかったよ。 また来るから、よろしくね!」と仰っていただけました、、。 初めにお声かけした際はあまりにも無表情でしたので、心が折れそうでしたが(笑)。 メンズとレディスの複合店では、異性のお客様を接客することが当たり前のようになっていますが、 中には異性のスタッフに苦手意識を持たれているお客様もいらっしゃいます。 こちらのお客様のように「どうせ紳士物は分からないだろうな」と 不安に思われる方が大半かもしれません。 普段メンズの商品を着用しない私たちは、他のお客様からいただける、 男性目線の”リアルな商品レビュー”をまた別のお客様に伝えることが 安心材料になるのだなと実感した事例でした。 |
このレポートが投稿されて2週間ほど経った頃、他ブランドの店舗の女性店長から以下のレポートが投稿されました。
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お店でよくある『悩ましい接客あるある』がハッピーレポートという投稿を通して解決に繋がっていったことはとても嬉しいものです。
社員同士、なかなか集まることが出来ない昨今ですが【お客様からのありがとう】で繋がり合い、 お互いに称え合っていけたらと思います。
次回は弊社が大切にしているハッピーレポートによる 「スタッフ間の繋がり」を更に促進する新しい取り組みとその事例をご紹介いたします。