「当たり前」の効果
「当たり前」の効果
お客様から頂く「ありがとう」を読んでいると、毎月、小さな共通点を発見致します。
今月は、「スタッフが発した当たり前の一言(行動)」に多くのお客様から「ありがとう」を頂きました。
【CASE1】 帰る時に出口まで見送っていただき、 「熱中症に気をつけてくださいね」と声をかけてくださいました。 アウトレットでそんなこと言ってもらえたのは初めてです。 お姉さんも気をつけてくださいね^ - ^ |
【CASE2】 |
【CASE3】 本日、夫と2人で買い物に行きました。 夫が試着室から出てきたとき、担当していた方は、他のお客様を 接客していたので、そのままレジに行こうとしたのですが、 ピンクの髪色の女性のスタッフの方が気付いてくれて駆け寄ってレジで預かってくれました。 その後、私も購入を決めてレジへ向かい、夫の預かって頂いているものを伝えようとしたら、 その前に先ほどの女性スタッフの方が来てくれて、預けていた夫のパンツをレジの方に渡してくれました。 「とても気のつく方だったね」と、帰り道に夫と話してました。 接客業として当たり前の事をしてるといわれればそうなのですが、 とても良い気持ちになったのでこちらに送らせていただきました。 |
暑い日にご来店頂いたお客様への気遣いの一言。
セール時の混雑でお待ち頂いたお客様への謝罪。
お決まりになった商品のお預かり。
お客様が仰るように、接客業では当たり前の事です。
しかし、この1か月間、この当たり前の一言や行動に
わざわざ「ありがとう」を寄せてくださったお客様が多い理由を
考えてみました。
当たり前のことが出来ていない?
「アウトレットでそんな事を言ってもらえたのは初めてです」とお客様が仰る通り、 こういった当たり前の一言が現場では言われていないのではないでしょうか?
レジで混みあっている際も「セールだから混むのは当たり前でしょ?」と、 自分本位の考えになってしまっているのではないでしょうか?
レジでお預かりしている商品は、レジ担当がやるものだと、 担当者に任せっ切りになっていないでしょうか?
ご来店されたお客様が、自分の為に気遣いの声を掛けてくれたり、 自分の為に小走りで動いてくれたりしている姿を見て、
たとえそれが当たり前のことだとしても、心が救われるような嬉しい気持ちになるのではないでしょうか。
緊急事態宣言で、営業が中止になり、晴れて通常営業になり、
お客様との久しぶりのリアルでのコミュニケーションのありがたみを実感した時もありました。
しかし、通常営業が当たり前になり、慣れてきた頃に、「当たり前の応対」が少し薄れてきているのかもしれません。
猛暑が続く中、コロナ感染者は高止まりのまま。
「感染するかもしれない」という不安を毎日抱えながら、店頭で頑張っているスタッフ達にも相当ストレスが溜まっていると思います。
そして、お客様も同じようにストレスを抱え、少しでも心地よい体験を望んでご来店されています。
当たり前の事が、毎日大変な時もありますが、嫌な顔しても笑顔でも やらなくてはいけない事なら、溜め息をつかずに笑顔でした方が自分も疲れないと思いませんか? |
この言葉は、「名言集」を検索していた時に、あの工藤静香さんが仰った言葉として取り上げられていました。
思いやりある温かな一言は、相手だけでなく発した自分の気持ちも元気にしてくれると思います。
私自身も、自分に問いかけながら、言葉を大事に選んでいこうと思います!