BBQ復活!改めて感じる社内イベント効果!
ワンスアラウンド株式会社 取締役 E&C推進室室長 佐藤 梨枝子 |
ハッピーエピソード【vol.47】
「今こそ社内コミュニケーションの活性化を」
弊社では毎年、秋の大イベントとして、運動会&BBQ大会を実施しています。
しかしこの3年間、コロナ禍により実施が叶わず、先日、4年ぶりに開催することが出来ました!
そして、コロナ禍での在宅勤務やオンライン会議が定着し、社員間のコミュニケーションが希薄になってきている今だからこそ、このリアルなコミュニケーションの場の復活に大きな意味を感じることができました。
弊社は7ブランド、25店舗の販売代行を担っております。
そこでまず今回の企画を考える際に、【与件】として、以下のことが挙げられました。
- コロナ禍に入社したスタッフ、コロナ禍にオープンしたショップもあり、初めて会うスタッフが多い。
- 上は70代(本社メンバー)、下は10代と年齢幅が広い。
- 所属ブランドによって人数に偏りがある。
そこで、事前に店スタッフから企画プロジェクトメンバーを募集し、企画ミーティング、現地調査、決起大会などを重ねた結果、これらの与件をふまえた店スタッフのユニークなアイディア満載の競技を楽しむことが出来ました。
今年の運動会企画
運動会は上記内容で和やかに楽しく進行することが出来ました。 |
【コミュニケーション力が問われるBBQ】
約2時間に渡る運動会の後は、BBQでの歓談です!
始めて会った他店のメンバーに積極的に話しかけることができるか、
コミュニケーション力が問われる場面でもあります。
イベントは全員が参加できるよう3日間実施しましたが、初日のBBQでは、チームリーダーの新入社員が同期同志、ブランド同志など仲間うちで集まってしまい、気が付けば独りぼっちでいるスタッフが出てしまいました!
また、先輩や上司にお肉を焼いてもらい、何もしない若手社員も!
そこでチームリーダー達が先輩社員に呼び出され、「激」を飛ばされるという事態が起こります(笑)。
せっかく楽しいイベントなのに、怒られるなんて最悪!と思う人もいるかもしれませんが、
我々のような接客サービス業は、いついかなる場合でも【自分が楽しむ< 周りを楽しませる】サービス精神を忘れてはいけないのです。
それがたとえBBQであっても会社のイベントである限り、守らねばならない社員としてのビジスマナーなのだと身をもって体験できたと思います。(そうであって欲しいです…)
最後にゲストでお招きした取引先様の部長様からひと言ご挨拶を頂きました。
「大変、楽しかった」と企画自体や、スタッフとの会話を喜んでくださいましたが、最後に一言、
「こういった機会がこれからもたくさんあると思いますが『社員間でコミュニケーションがとれない人は接客もできません』私の永い経験からそう思います。若い皆様は是非、覚えていてください。」
と仰って頂きました。
日常から、取引先である弊社のスタッフ達を、自社スタッフ同様に
愛情深く接してくださる方ですが、この最後のひと言は先輩一同、本当にありがたく感謝致しました。
終了後の先輩スタッフからの
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初回にこういった出来事があったという事実は、翌日には各店で話題になったようで、次週、次々週のBBQでは、新入社員を含め、若手スタッフが積極的な気配りを存分に発揮してくれました(笑)。
終了後の先輩スタッフからの
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こうして、前回の反省を仲間たちがカバーし合い、全員が満足のいくイベントを行うことが出来ました。
今回、企画プロジェクトに手を挙げてくれたスタッフは、2.3年先輩のメンバーでしたが、今回の経験を経て、参加者をもっと楽しませることが出来たのではないかという反省と共に次回にむけての意欲を持ってくれたようです。
最近、社外のいろいろな方々から
- イベントをやっても参加率が低い
- 新入社員がすぐに辞めてしまう
- 先輩社員と若手社員の価値観が違うことに悩んでいる
といった声を事あるごとに耳にしますが、社内イベントは、単に自分が楽しむだけでなく、コミュニケーション力を高める場。
そして、接客にも通じる周りへの気配り・気遣いを学び、参加する人たちの背景を想像して企画を立てることなど、多くの学びを体験できる重要なイベントだと思います。
独自の社内イベントを通して、若手を育てながら、コロナ禍で希薄化している社内のコミュニケーションを活性化させることが、今こそ必要なのではないでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも現場から届いたお客様の「ありがとう」をご紹介してまいります。