想像を超える一言と手間!お客様の心に刻む接客の魔法
「もうひと言、もうひと手間を惜しまない!」
お客様の「記憶に残る接客」が、ショップやブランドのファンに繋がることは言うまでもありません。
しかし、余程のインパクト(もちろん良い意味での)が無ければ お客様の記憶に残ることもありません。
今回、ご紹介する2件のエピソードから、「記憶に残る」とはそんなに大層なことではなく、 お客様のその先を想像して、ちょっとしたひと言、少しのひと手間を惜しまないことが、 お客様の心に残るものだと思いました。
1件目のエピソードは、店長が自ら店ビジョンの重要性に気が付いた事例です。
朝一にお客様からお電話での商品の問い合わせがあり、商品の雰囲気や特性、 サイズ感をご案内させていただきました。 普段であれば、 休憩から戻って試着室の横を通ると、お子様と会話しつつお母様が試着室から出て なにか探しているご様子でした。
その後、あれこれ提案させていただき、お子様もお母様も気に入ったセットアップを ご購入いただけました。子供服って本当にかわいいです。 ずっとお母様とかわいいと言ってお子様より盛り上がってしまいました。。。 【店長コメント】 |
2つ目のエピソードは入社半年の男性アルバイトスタッフがお客様から頂いたGOODコメントです。
プレゼント用に、と服を選びつつも、相手のサイズをしっかり把握しておらず悩んでおりましたが、 スタッフの方が「僕が着て(羽織る)みましょうか?」と申し出てくださり、 とても嬉しかったです。 それだけではなく、2つの洋服で迷っており、最終的に「こちらに」と決めた際に 「同じサイズでも、こちらはもう一方と違って小さめに作られているので、 感覚が違うかもしれない」とお声を掛けて頂き、 もう一度考えた上で、最初に購入しようとした方とは違う方の洋服を購入することにしました。 この時に、私が一番悩んでいた「サイズが合わなかったらどうしようか…」というところに 気づいてくださったんだと、とても感動し嬉しく思いました。 ちなみに、昨日この洋服を相手に渡したところ、 サイズもぴったりで早速今日から喜んで着ていました。(笑) きっとこの服を見るたびに「あのときさ、店員さんがさ、気を遣ってサイズ微妙に小さいよって、 一言言ってくれたんだよね」という話をしながら、 相手とお酒を飲むんだと思います(笑) 少しの買い物がとても思い出深いものになりました。 |
皆さま、いかがでしょうか?
本当に小さなことですが、「初めて行くので不安」「プレゼントだけどサイズが心配」という、 お客様の声にならない声に気づき、ひと言を添えられるか否かが、お客様の記憶に残ったのだと思います。
コロナ禍が徐々に緩和され、たくさんのお客様が店頭に戻ってきました。
そんな中、日々の業務に忙殺されると、気づかなかったり、気づいていない振りをしてスルーしてしまったり・・・ということが起きているかもしれません。
今回のエピソードのように
店頭でできる小異大差のサービスはまだまだあるのではないでしょうか。